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「こまちや」オープンハウスは大好評でした

0912171920bu_006 0912171920bu_141 12月17日〜20日、いよいよ「こまちや」のお披露目の日がやってきました。冷え込みはきつかったけど、連日快晴に恵まれ、4日間とも絶好の見学日和でした(日頃の行いがいいんですね、きっと…誰が、とは言いませんが)。

初日は1時の開始から、まずは知人や行政関係者、そしてマスコミ関係の方々が次々に訪れました。でもそれ以外にも、数日前の京都新聞で紹介されたこともあって、関心を持って訪れて下さった方も多く、そのなかには学生さんもちらほらと…。
0912171920bu_149 2日目からは、初読売新聞や毎日新聞、朝日新聞に紹介されたおかげで一般の方も多く、とりわけ土曜(19日)・日曜(20日)はたくさんの方でにぎわいました。
そのなかには、町家に関心をもつ受験生もいて、こんな人にぜひ入居してほしいというのが、オーナーはじめ私達みんなの一致した想いでした(関係者一同で祈合格祈願しています…笑)。

というあたりで、見学の機会を逸した方々のために、画像と文章で「こまちや」の紹介をしておきます…女子学生3人が共同賃貸する借家「コレクティブ京町家」ですが、コンセプトや工事の様子などは、これまでのブログに詳しいのでそちらを読み直してください。 

0912171920bu_136 0912171920bu_140 「こまちや」があるのは、千本丸太町を少し上がって新出水通という細い道を少し東に入ったあたり。路地に面する昔ながらの長屋の一角です。

0912171920bu_016 ちなみに「こまちや」があるこの長屋は、明治43年に建った10軒長屋(所有者の山中油店さんに、当時の契約書が残っています…敷金はなんと5円!)。たぶん京都で現存する長屋としては最古級のものと思われますが、じつは京都の長屋については歴史がはっきりしているものが極めて少ないため、何番目に古いかまではわかりません(逆にそんななかで、築年数がわかっているというものは貴重で、文化財級の価値があるのではないかと、私達は勝手に思っています。
0912171920bu_004 通りに面したオモテは、格子戸と出格子、2階は土壁にむしこ窓をもつ、昔ながらの姿を再生しています。昨年まで1階を駐車場にしていたなんて想像もつきません。木部は内側も外側もすべてベンガラ塗り(塗装は私達も参加しました)。

0912171920bu_192_2 0912171920bu_187 玄関の上には、鍾馗さんをつけました。ここに住む女子学生に悪いモノを寄せ付けないよう、オーナーの浅原さんと工事の田原さんが一番コワイ顔の鍾馗さんを選んだそうです。
中にはいると、たいていの方は広い玄関に驚かれます。これは、ここに住む学生さんの自転車置き場を兼ねているためです(道には置けませんからね)。 

0912171920bu_073 0912171920bu_112 0912171920bu_075 玄関横の大きな姿見は、企画に参加した学生グループ「チームこまち」の女子学生のアイデアです。玄関先で靴を履いてから、オシャレ度をチェックしてお出かけ、だそうです。
玄関の建具は格子戸とスリガラス戸の二重。こう見えて格子戸はオートロックになっていて、居間のTVインターフォンのところで解施錠できます。格子戸には網戸が張ってあるので、夏、施錠したまま屋内に風を導き入れることができます。
0912171920bu_082 玄関横の4畳半は個室として貸す部屋です。出格子に陽の光があたるとシュルエットがとてもきれいです。この部屋に限らず、建具は山中油店さんが昔から保存していた古いいいものが多用されていて、それさらにがいい雰囲気を醸し出しています。
玄関上がり框の横には、3人の居住者それぞれに割り当てられる大きなもの入れがしつらえられ、その向かい側、階段下は掃除機などを入れるモノ入れ。その一角に、共有の本を置いたり、花を飾ったりできる棚があるのも、チームこまちのアイデアです。
0912171920bu_059 0912171920bu_1780912171920bu_180_2 0912171920bu_124 なんといっても、「こまちや」のウリは、屋根まで吹き抜けになったひろ〜い居間。杉板に柿渋を塗った板に座り込むと、なんともいえず落ち着きます。
居間から2階の個室に上がる階段があり、その横には居間に続いて2畳の和室があります。小さな和室ですが、奥まった畳部屋はほっこりとできると好評でした。
0912171920bu_193 0912171920bu_044 そして居間の片方の壁面には、一般家庭のキッチンにもひけをとらない(というか、勝ってるかも…笑)広くて使いやすいキッチンユニット。火気厳禁の「こまちや」なので、3つ口のIHヒーター。この艶やかな色目もチームこまちの女学生たちです。なお、電子レンジや炊飯器、それにリビングのTVや洗面所の洗濯機、乾燥機、さらにはネット用の無線ランなど、生活に必要な家電品はすべて最初から装備されています。二階個室の畳ベッドも備え付けです。

0912171920bu_014 0912171920bu_012 居間の奥には、トイレ(ウオッシュレット)・洗面・バス。バスも一般家庭仕様で、窓もついています。

0912171920bu_053 0912171920bu_011 0912171920bu_122 居間から庭をのぞむガラス戸もアンティク…ちょっとガラスが歪んでいるのも味なモノです。庭も町家らしい雰囲気に整備しました。冬、赤い実をつける万両に雪が積もったらきれいやろなぁ、と想像してしまいました(そんなときは、2畳の和室にちゃぶ台を置いて、ガラス越しに庭を眺めながら熱燗で…笑)。夏になれば、庭先の縁側に腰掛けてみんなでスイカを食べるのが似合いそうです。

0912171920bu_037_2 0912171920bu_041 0912171920bu_042 0912171920bu_043 さて2階。じつは「こまちや」は、外観や材料は伝統的な町家ですが、間取りは、現代の若い女子大生が住みやすい間取りになっています。先に紹介した居間やキッチンもそうですが、二階も斬新です。もともと「つし2階」と呼ばれる軒の低い空間を活かし、昔は天井の中に隠れていた小屋裏の梁を露出させて、「屋根裏部屋」の個室を二室つくりました。

0912171920bu_038 虫籠窓と天窓からの光が細長い部屋に変化を生み出します。広さはどちらも7畳半。住む人が、黒光りする梁を邪魔者とみるか、歴史を感じさせるインテリアとみるか…楽しみです。

0912171920bu_032 0912171920bu_031 両室とも、居間の吹き抜けに向かって大きな障子戸がついていて、居間の気配を感じることができる仕掛けになっています。

1階の町家らしい出格子のある個室(4畳半)と、二階の小屋裏部屋(7畳半)。これまで、「こまちや」を見学した女子学生の好みは半々…どちらもそれぞれなりの魅力があるようなので、企画に関わったものとしてはホッと一安心しています。  

0912171920bu_204 いよいよこれから入居者募集が始まります(このブログを見て住みたいと思った方がいたら山中油店常務の浅原さんに問い合わせてください…075-841-8537)

入居した方の一助にと、住み方マニュアルも作製していますが、その話題は次回にまわします。

 

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